韓国では、ことし上半期の青年就職者の10人中6人は「短期労働者」であることが調査された(画像提供:wowkorea)
韓国では、ことし上半期の青年就職者の10人中6人は「短期労働者」であることが調査された(画像提供:wowkorea)
韓国では、ことし上半期の青年就職者の10人中6人は「短期労働者」であることが調査された。また契約職として仕事に就いた青年は、関連統計作成以来最も多かった。

韓国統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)と韓国の通信社“聯合ニュース”のマイクロデータの分析によると、就職経験のある15~29歳の青年のうち初めての就職が契約職であった人は、ことし上半期(5月)の調査基準で140万7000人と集計された。

これは関連調査が始まった2008年以来最も多い数値で、2008年(80万6000人)より60万1000人(74.6%)増加したものである。

一方、安定的な就職のハードルはだんだんと高くなっている。契約期間を定めず継続して勤務可能な職場が初めての就職であった青年は222万7000人で、調査の初年度である2008年(289万8000人)に比べ67万1000人(マイナス23.2%)減少した。

また、ことし9月の青年就職者(396万7000人)のうち10人中6人以上である248万5000人(62.6%)は、36時間未満の短期労働者であった。青年の短期労働者の割合は昨年9月には26.9%であったが、1年の間に割合が大幅に増加した。これは、雇用の安定性が下がり雇用時間も短縮されるなど、青年雇用の質が悪化しているものとみられている。

ただ、統計庁の関係者は「最近は過去の慣行とは異なり、労働契約書を作成する場合が増えているため、契約職の労働者が増加した側面がある」と説明した。

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