韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相(画像提供:wowkorea)
韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相(画像提供:wowkorea)
韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相は19日、現代・キア(起亜)自動車を訪れ「米国のインフレ削減法(IRA)への対応のため、米国議会・行政省と積極的に協議し、すみやかに解決法を見出すよう努力する」と強調した。

ハン首相はこの日、キョンギド(京畿道)ファソン(華城)の現代・起亜自動車の技術研究所で開かれた現代自動車の “共生と競争力強化のための方案”発表イベントで「外交・経済チャンネルを総動員し、多角的な方案を講じていく」と語った。

ハン首相は「公正取引と納品代金の連動性が現場でしっかり定着できるよう、幅広い意見収集と論議をし、制度改善方案を積極的に検討していく」と語った。

また「最近のグローバル供給網危機と米国のIRA施行など国際通商秩序の急激な変化が、わが自動車産業にとって大きな脅威となっている」と指摘した。

つづけて「自動車核心部品素材の国内生産基盤の拡充と技術自立化を積極的に推進していく」とし「金融・税制と技術開発支援を通じて、部品企業の事業多角化を促進していく」と強調した。

ハン首相は「未来車時代が本格的に訪れれば、既存の自動車産業と部品素材産業において減少する雇用への懸念にも備えなければならない」とし「しかし部品企業の多くは零細企業であり、核心人材の育成と投資も容易ではない状況だ」と診断した。

つづけて「未来車の成功的な転換と新たな産業生態系づくりのためには、大・中小企業間の共生協力と支援が何よりも必要だ」とし「きょう現代自動車が発表する “共生と競争力強化のための方案”が、まさにその出発点となるだろう」と評価した。

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