18日(現地時間)、ロシアがウクライナ全土への攻撃を再開し、少なくとも3人が死亡したと海外メディアが報じた。

 首都キーウの検察庁は「ロシア軍がキーウ西側の電力施設3か所にミサイル攻撃した」とし、この攻撃で少なくとも2人が死亡し、1人が負傷したと明らかにした。

 南部の港町ミコライウでは、ある建物がミサイル攻撃を受け建物の片方が完全に崩れ、現場に巨大な火口ができたという。消防隊員が建物の残骸から遺体1体を収拾する場面も目撃された。

 西部都市のジトーミルではミサイルによる空襲で電気と水道の供給が中断された。ジトーミル市長は「現在、都市に光も水もない。病院は予備電力の供給を受けている」と述べた。

 東北部にあるウクライナ第2の都市ハルキウでも2回爆発。ハルキウのイーホル・テレホフ市長は「5分間に相次いで爆発が発生した」と伝えた。

 中部のドニプロ市でもエネルギー施設が大きく損傷し、停電が発生した。ザポリージャ州にも自爆ドローンが飛んできて、地域の基盤施設に火災が発生したと州当局が伝えている。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はテレグラムで、「占領者たちは彼らが最も得意な仕事をしている。これは民間人を脅かし殺害することだ」と非難した。

 続いて「10月10日に空襲が始まって以来、全国の発電所30%が破壊され、全土で大規模な停電が発生。しかし、プーチン(ロシア大統領)と交渉の余地はない」と述べた。

 ロシアでもウクライナとの国境地域である南部クルスクで、砲撃被害により2つの村が停電している。ベルゴロド州では鉄道駅が攻撃され、線路が切れた。

 ロシアは8日、クリミア大橋爆発事件以降、10日からウクライナ全土に対する大々的な報復空襲を実施している。
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