俳優としてのジュノ(2PM)の活躍を振り返ってみる(画像提供:wowkorea)
俳優としてのジュノ(2PM)の活躍を振り返ってみる(画像提供:wowkorea)
2008年にJYPエンターテインメントから韓国ボーイズグループ「2PM」のメンバーとしてデビューしたジュノの、俳優としての活躍を振り返ってみる。

2PM の最新ニュースまとめ

 ジュノが俳優として本格活動を始めたのは2013年。映画「監視者たち」に映画初出演をしたことから始まる。実際にオーディションを受けて合格した作品であり、劇中のジュノを見た女優チョン・ドヨンが、映画『メモリーズ 追憶の剣』の剣術士ユル役にジュノを推薦した、とキャスティング秘話を明かしている。

 その翌年には初主演映画「二十歳」が公開される。俳優カン・ハヌルや俳優キム・ウビンを加えた3人の若者の恋と友情を描いた作品である。初めてコメディー映画に挑戦し、オーバーリアクションや放送禁止用語が飛び交う新鮮なキャラクターを演じ、新たな彼の魅力を見せた。

 2017年にはドラマ「ただ愛する仲」で主演を務めた。ショッピングモールで起きた事故で偶然出会った男女が、12年後に再会しお互いのトラウマを乗り越えていくラブストーリーである。ジュノは日雇い仕事をしながら、毎日その日暮らしをしているイ・ガンドゥ役。父を事故現場で亡くし、自分も事故の後遺症で足を負傷してサッカー選手の夢を諦める。母も病気で亡くし、夢も希望もなく妹のためにただ毎日を生きている。そんな日々の暮らしにうんざりしている彼と同じトラウマを背負った、女優ウォン・ジナ演じるハ・ムンスと出会ったことで少しずつ互いを癒していく。この作品では、ガンドゥの痛々しくも切ない感情を繊細に演じた。

 2021年には除隊後初の作品として、ドラマ「赤い袖先(原題:袖先赤いクットン)」に女優イ・セヨンと共に主演した。韓国では有名な物語であるイ・サン(後の李氏朝鮮第22代王正祖)とソン・ドクイム(後の正祖の側室である宜嬪ソン氏)のラブストーリー、そしてサンの人生の苦悩を描いた時代劇作品である。祖父である英祖(ヨンジョ、李氏朝鮮第21代王)と父であるサドセジャ(思悼世子)、そしてサンの哀しすぎる家族関係。「妻として一緒にいてほしい」サンと「1人の人間として自分の運命を切り開いていきたい」ドクイムの人を求める姿勢のすれ違いによって起こる切ないストーリー。そのどれもを、豊かな表情とこれまで培ってきた確かな演技力で見事に演じきった。この作品でジュノは2021年MBC演技大賞ミニシリーズ部門最優秀賞(男性)、ベストカップル賞などを受賞した。作品賞もとったこの作品は、間違いなく2021年の韓ドラ界を盛り上げた作品であろう。

 そして最新作は、2023年上半期に放送予定のドラマ「キング・ザ・ランド」に決定している。韓国ガールズグループ「少女時代」のメンバーで女優のユナと共に主演を飾る予定だ。笑顔を軽蔑する男ク・ウォンと笑みを浮かべねばならないスマイルクイーン チョン・サランがホテリアーたちの夢あるVVIPビジネスラウンジ「キング・ザ・ランド」で本当の笑顔で過ごす日々を描く作品である。ジュノはク・ウォン役を演じる。

 遂に、韓国では人気者だけが出来る「財閥」の役がジュノに回ってきた。前作の「赤い袖先」でもカリスマあふれる王の役をやっていたが、今回は「すべてを手に入れたが、突然消え去った母の記憶の答えを探すために入ったキングホテルで、自分と正反対の性格である職員チョン・サランと出会う」ということで、少し影のあるお坊ちゃんというキャラクターだろうか。
 なんにせよ、あの少女時代のユナとジュノの共演というだけで光栄な作品。「赤い袖先」が大ヒットしてから、彼が受け取った台本は100作品を超える数とのこと。その中から選ばれた今作なので、キャラクター設定だけでなくストーリーも必見。放送は来年上半期を予定しているが、今から期待が高まる。


【予告編】韓国ドラマ「赤い袖先」
【予告編】韓国ドラマ「赤い袖先」




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