安保理の会合終了後、韓米日などの国連大使は北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する声明を発表した(国連ウェブTVから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
安保理の会合終了後、韓米日などの国連大使は北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する声明を発表した(国連ウェブTVから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ニューヨーク聯合ニュース】米国など西側諸国を中心とする国連安全保障理事会理事国と韓国、日本の国連大使は5日(米東部時間)、安保理の緊急会合を終えた後、弾道ミサイルによる北朝鮮の挑発を非難する声明を共同で発表した。

 トーマスグリーンフィールド米国連大使がこれらの国を代表し、「北朝鮮の4日(日本時間)の中距離弾道ミサイルと9月25日以降の7発の弾道ミサイル発射を強く糾弾する」との声明を読み上げた。北朝鮮の弾道ミサイル発射について「複数の安保理決議に違反するもので、地域だけでなく国際社会全体に脅威を加える」との認識を示した。

 トーマスグリーンフィールド氏は「ここに集まった国は引き続き外交に専念しながら、北朝鮮に対話への復帰を促す」とする一方で、「北朝鮮が国際的な不拡散体制を揺るがし国際社会への威嚇を続けるなら、われわれは沈黙しない」と警告した。

 全ての国連加盟国、とりわけ安保理理事国に向け、「北朝鮮の無謀な行動を糾弾し、違法な兵器プログラムを完全かつ検証可能、不可逆的な方法で放棄するよう求めることに賛同してほしい」と呼び掛けた。安保理の北朝鮮制裁決議を徹底して履行するよう促すとともに、一致した対応の重要性を強調した。

 この声明発表に先立ち、安保理は北朝鮮のミサイル発射への対応を話し合う会合を開いた。安保理はミサイル発射を非難する議長声明を発表しようと水面下で動いたようだが、北朝鮮に対する新たな制裁や非難声明の採択には至らなかった。


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