オースティン長官はこの日、米CNN放送の番組に出演し “米軍は台湾防衛の準備ができているのか”という質問に「“一つの中国”政策に変わりはない」として、先のように答えた。
ジョー・バイデン米大統領が先月18日、米CBS放送とのインタビューで “中国が台湾を侵攻する場合、防衛するのか”という質問に「前例のない攻撃があれば、そのようにするだろう」と答えたことについて、オースティン長官は「仮定的な質問に対し回答する時に、答えを明確にしたものと考える」と語った。
つづけて「同盟国が自由で開放されたインド・太平洋を維持することを援助するため、適切な場所で適切な能力を備えることを確実にするよう、引き続き努力している」とし「台湾関係法により、われわれはこれまで行なってきた通り、自らの防衛能力を発展させることができるよう援助する意思がある」と明らかにした。
オースティン長官は、中国の台湾政策について「中国の戦闘機が台湾海峡の中間線を幾度も越え、その回数は増加し続けている」とし「また、台湾周辺で中国の軍艦の活動が増えていることも把握している」と語った。
つづけて、ナンシー・ペロシ米国下院議長の台湾訪問(8月)をあげ「中国が(これを名分にして)『ニューノーマル』を設定するため動いている」と分析した。
ただ「中国の差し迫った台湾侵攻の可能性はみえない」と語った。
オースティン長官は、中国国防相との連絡チャンネルについて「今は開かれていない」とし「われわれは『このチャンネルが開放されることを願っている』というシグナルを送るため、あらゆる努力をしている」と語った。
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