「北朝鮮自由週間」の開幕式で脱北者に拍手するショルティ氏(中央)=(聯合ニュース)
「北朝鮮自由週間」の開幕式で脱北者に拍手するショルティ氏(中央)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮人権問題に取り組む団体の関係者などが30日午後、ソウルの中国大使館前で集会を開き、中国政府が行っている脱北者の強制送還を非難し、習近平国家主席に送る書簡を発表した。 集会には米人権活動家で「北朝鮮自由連合」代表のスザンヌ・ショルティ氏などが出席した。出席者らは書簡で、中国政府は「難民の地位に関する条約」を批准しているにもかかわらず脱北者の強制送還を行っているとし、同条約の批准国は生命や自由が脅かされる恐れがあるところに難民を追放または送還してはならないとの原則を順守する義務があると指摘した。 また脱北者を拘禁、拷問、処刑することが予想される北朝鮮に送還するのは国際法に違反する行為とし「北朝鮮政権の反人道的犯罪をほう助する行為」と批判した。 この日の集会は25日に開幕した19回目の「北朝鮮自由週間」に合わせて開かれた。 書簡は集会後、中国大使館側に伝達された。
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