統一部のチョ・ジュンフン報道官は26日、政府ソウル庁舎で会見を開き、「北朝鮮はこうした挑発では得るものは何もないということを悟り、われわれが提案した対話と協力に応えることを促す」と述べた。
これに先立ち、北朝鮮はきのう短距離弾道ミサイル1発をトンヘ(東海、日本海)上に発射した。これは米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」がプサン(釜山)港に入港してから2日後のことで、米韓合同海上演習に反発するための武力示威だと分析されている。
チョ報道官はミサイル発射直後に国家安保室長主宰のNSC常任委員会の緊急会議を開催したと説明し、「出席者らは今回の弾道ミサイル発射は国連安保理決議に対する明白な違反であり、朝鮮半島と域内の緊張を高める挑発行為であることを糾弾し、これはどんな理由であれ正当化されることはできないことを明らかにした」とし、「米国および友邦国との協力をもとに積極対応していくことにした」と強調した。
また、統一部はきょう北朝鮮のシンウィジュ(新義州)と中国遼寧省の丹東を運行する貨物列車が再開されたと把握した。チョ報道官は、「まだ中朝両国ですべての公式確認をしてはいないが、さまざまな状況を考慮すると再開されたようだ」と説明した。
さらに、「(北朝鮮が)最大非常防疫体系を緊張強化された正常防疫体系に転換することを宣言して以来、中朝間で列車の運行が再開される可能性が提起され続けてきた」とし、「どんな物資が運搬されるかなどはもう少し様子を見る必要がある」と付け加えた。
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