(画像提供:wowkorea)
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ソウル市が開催した‘チョンドンヤヘン(貞洞夜行)’行事で、天皇と日本の植民地時代の憲兵衣装を貸与し、物議が大きくなっている。約1か月前にはクァンファムン(光化門)広場バス停の‘親日’デザインが物議を醸した。

25日、聯合ニュースによると、23~24日に開かれたこの行事では開化期(1876~1910年)の様々な衣装を有料で貸す‘貞洞レンタルスペース’が設置された。

ここでは大韓帝国の皇帝服や軍服、韓服、男女の制服、春秋服などの服をレンタルした。問題はこの中に天皇と日本の植民地時代(1910~1945年)の日本憲兵の服が含まれていたことだ。さらにレンタル案内文には‘天皇’の代わりに‘日本天皇’と明示されていた。

オンラインコミュニティ、SNSでは大韓帝国近代歴史・文化を主題とする行事で植民地時代の日本の制服を展示し、貸与までしたことは不適切だという批判が出てきた。

特に、貞洞にあるトクスグン(徳寿宮)チュンミョンジョン(重明殿)は1905年に日本が大韓帝国の外交権を奪った日韓保護条約が締結された場所という点で物議がさらに大きくなった。

物議が起こるとソウル市は25日、説明資料を通じて「行事を進行した用役業者が貞洞レンタルスペース運営業者と事前協議を経て承認された衣装をレンタルするようにしたものの、運営業者が市の承認を受けずに現場で任意に問題の衣装を用意してレンタルした」と釈明した。

続いて「行事会場内の管理監督を通じて不適正な部分を措置しなければならなかったのに、一部至らない部分があった。行事代行業者の契約違反事項に対しては法的責任を強く問う」と明らかにした。

偶然にもソウル市は約1か月前にもいわゆる‘親日物議’に包まれた。

先月再開場した光化門広場前のバス停に朝鮮総督府と日の丸を連想させるデザインが含まれた作品が設置されると物議になった。ソウル市は作品の意図がしっかり伝わらず生じた誤解だと釈明しながらも物議の素地になるという点を認め、問題が起きるとただちに撤去した。

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