俳優としてのソンジェ（BTOB）の活躍を振り返る

韓国ボーイズグループ「BTOB」の末っ子でボーカル担当のソンジェ。アイドルデビューは今年で10年目をむかえ、グループはバラード曲を中心に音楽性の良さと歌唱力の高さで今も人気が衰えることはない。そんな彼は、アイドル以外に俳優としても活躍している。今回は、俳優として活躍しているソンジェを紹介したい。

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　2013年「モンスター〜私だけのラブスター〜」でドラマデビューを果たしたソンジェは、同年には「応答せよ1994」や「相続者たち」といった人気の話題作に出演した。その翌年にドラマ「ナインジンクスボーイズ〜九厄少年〜」でガールズグループ「Apink」のパク・チョロンと共演し爽やかな大学生カップルを演じた。さらに2015年には“学校シリーズ”として有名なドラマ「恋するジェネレーション」で主要キャストの1人であるコン・テグァン役を演じ、役者としての知名度を広げた。

　彼の一番の出世作と言っていいのが、2016年に韓国で放送されたドラマ「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」のユ・ドクファ役であろう。トッケビの家臣の末裔・チョヌ財閥の御曹司であるドクファは、親のクレジットカードがないと生きてけない小生意気でおちゃめな25歳。ファンタジーロマンスの名作ともいえるこの作品で、先輩俳優にもまれながらもコミカルでどこか憎めない御曹司役を見事に演じきった。

　その後、約3年ぶりのドラマ出演であり、入隊前最後の作品となったドラマ「サンガプ屋台」では、人に触れるとその人が自分の悩みを打ち明けてしまうという能力を持った、スーパーマーケットで働くハン・カンベ役を演じた。サンガプ屋台の家主であるウォルジュに体質を治してもらうのと引き換えに、サンガプ屋台でアルバイトをすることになったカンベ。自分の能力のせいで抱えた傷を、サンガプ屋台で働くことによって少しずつ癒していく。この作品では、カンベの繊細な心の揺れ動きを感情豊かに表現していく姿が垣間見える。

　そして除隊後初出演となった最新作、ドラマ「ゴールデンスプーン」では貧乏な家に生まれた少年イ・スンチョンを演じている。人生の逆転を夢見る学生である彼は、同じ学校の裕福な家に生まれた友人ファン・テヨンと偶然手に入れた金のさじで人生を入れ替え、“ゴールデンスプーン”の人生を手に入れていく。お金がないことでいじめられていたスンチョンが、ある日突然お金持ちの息子になるという難しいギャップのある役柄を、彼なら申し分なく演じきってくれるだろう。最新作は現時点で1話まで配信されており、これから物語が大きく動き始めていくと考えられる。俳優として着々と力をつけ、演技力も年々成長している彼が、この先イ・スンチョンというキャラクターをどのように演じていくのか。これからも俳優ソンジェから目が離せない。