北朝鮮の核開発に警告　改めて対応求める＝韓国統一相

【ソウル聯合ニュース】韓国の権寧世（クォン・ヨンセ）統一部長官は１９日、民間団体・民族和解協力汎国民協議会が開催したフォーラムに祝辞を寄せ、「変わったものをそれに応じて見ることができなければ北の核開発は自らの我執と歴史的時間の戦いに変わるだけ」として、「歴史はこれを容認したことがない」と警告した。　権氏は、尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権は北朝鮮の非核化と南北関係発展の好循環のため文在寅（ムン・ジェイン）前政権が北朝鮮と交わした合意を維持するとともに非核化措置に合わせて経済支援などを行う「大胆な構想」を提案するなど努力を傾けていることに言及。そのうえで、「しかし北は前と変わりがないと歪曲（わいきょく）し拒否する立場を示した」と指摘した。　また北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が今月８日の最高人民会議で「核政策が変わるためには朝鮮半島の政治、軍事環境が変わらなければならない」と述べたことについて、「われわれの大胆な構想はこれを議論するための提案であることを改めて察し、互恵的な対話の場に出ることを望む」と呼びかけ、対話に応じるよう改めて促した。