東京都内の横網町公園にある朝鮮人追悼碑の前で1日に行われた追悼式の様子=(聯合ニュース)
東京都内の横網町公園にある朝鮮人追悼碑の前で1日に行われた追悼式の様子=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の「朝鮮人強制連行被害者・遺族協会」は2日、1923年の関東大震災の発生から99年を迎え談話を発表し、震災時の朝鮮人虐殺を巡り「今からでも朝鮮民族に対する反人倫的な犯罪行為について誠実に謝罪し、徹底して賠償すべきだ」と日本に求めた。朝鮮中央通信が伝えた。

 談話は「人類の歴史には数多くの大量虐殺事件が記録されているが、日本のように自国で起きた自然災害までも他民族抹殺の機会と見なし、狂乱的な殺りく蛮行を繰り広げた例はなかった」と批判。関東大震災での朝鮮人虐殺は偶発的な事件ではなかったとし、「政権維持のための活路を他民族に対する排他主義をあおることに見いだした日本政府によって計画的に敢行された無差別的な大量虐殺犯罪だ」と強調した。

 現在に至るまで日本の当局は国としての責任を否定していると指摘したうえで、「いくら歳月が流れ、世代が変わろうとも、朝鮮人虐殺事件をはじめとする日本の朝鮮民族に対する数々の反人倫的な犯罪行為を決して忘れない。必ず百倍千倍の代償を払わせる」と警告した。

 1923年9月1日に関東地域で発生した大震災では推定10万人以上の死者・行方不明者が出た。震災の混乱の中、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」といったデマが流れ、日本人が多くの朝鮮人らを集団で殺害した。


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