「入国前PCR検査」廃止を明日発表、秋夕前に適用か=韓国(画像提供:wowkorea)
「入国前PCR検査」廃止を明日発表、秋夕前に適用か=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府が31日、「入国前PCR検査」廃止を、公式的に明らかにするものと見られる。適用時期はチュソク(秋夕、韓国旧盆)前になる可能性が大きくなった。感染再生産指数は9週間ぶりに1以下に下がり、本格的な減少傾向に入ったという解釈だ。

イム・スクヨン中央防疫対策本部状況総括団長は、30日定例会見で「入国前検査(廃止)に関する国民の関心が高まっている」とし「関連政策は明日(31日)中央防疫対策本部に報告し、発表する予定だ」と明らかにした。

前日(29日)チョン・ギソク国家感染病危機対応諮問委員長は、△国外新型コロナ検査体制△外貨を無駄に使う入国前検査を廃止すべきだと強調した。実際、タイ、ベトナムなど一部の国では、お金さえ出せば陰性確認書を発行してくれる事例が発生している。ここに一日20億ウォン(約2億円)、一か月600億ウォン(約60億円)という費用が入国前検査に使われるという点も批判の一つであった。

特に、日本も来月7日から入国前検査を廃止する。このようになると、経済協力開発機構(OECD)国家38カ国のうち唯一、韓国だけ関連制度を維持することになる点も、廃止論が浮上した背景の一つだ。

入国前検査廃止適用時期については意見がわかれたが、チュソク前になる可能性が大きくなった。ハン・ドクス首相はこの日記者懇談会で「(入国前検査廃止)指示をし、インテンシブに(集中的に)検討している」とし、「チュソク前に(決定)なりそうだ。思ったより早く適用することができる」とした。

一方、防疫当局は8月第4週(8月21~27日)新型コロナ週間感染再生産指数が0.98を記録したと明らかにした。感染再生産指数が1以下に下がったのは、6月第5週以来9週ぶりだ。イム・スクヨン団長は「ほとんどのモデリング専門家らが、8月第3週目にピークを過ぎたと判断しており、当分流行は徐々に減少すると見られる」と評価した。

ただし、感染後2〜3週間の時差で発生する重症患者と死亡者は、当分の間停滞したり、増加することもあると付け加えた。実際8月第3週の新規重症患者数は597人で、前週対比28.9%増加し、死者は519人で前週対比25.4%増加した。当局は今後、重症患者は8月末から9月初めに最大580~850人、死者は今後1か月間で平均60~70人台が発生すると予測した。

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