北朝鮮が昨年9月、新型長距離巡航ミサイルを試験発射した様子(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が昨年9月、新型長距離巡航ミサイルを試験発射した様子(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は17日、巡航ミサイル2発を発射した。

韓国軍の関係者は「北朝鮮がこの日の午前、ピョンアンナムド(平安南道)から巡航ミサイル2発を西海(黄海)上に発射したことを探知した」とし「わが軍は監視および警戒を強化し、米韓協力の下、徹底した警戒態勢を維持している」と明らかにした。

米韓情報当局は、北朝鮮の巡航ミサイルに対し精密分析中である。

北朝鮮の今回のミサイル発射は、ユン・ソギョル(尹錫悦)韓国大統領の就任100日をねらったかたちとなった。

尹大統領はこの日就任100日を迎え、ソウルの大統領室で開かれた記者会見で「北朝鮮が確固とした非核化の意志を示せば、積極的に助ける用意がある」と語った。

特に、北朝鮮体制の保障に関して「私やわが政府は北朝鮮に対し、無理な力による現状変化を全く願っていない」と語った。

尹大統領は去る15日、光復節(日本の植民地支配から解放されたことを祝う日)の演説を通じて「北朝鮮が実質的な非核化へと転換する場合、段階的に北朝鮮の経済と民生を画期的に改善できるようにする」という “大胆な構想”を提案している。

北朝鮮の今回の発射は、尹大統領が就任100日を迎えたことで存在感を誇示し、米韓合同演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」(UFS)の実施に対する反発次元のものだとみられる。

米韓は今月22日から9月1日まで行なわれるUFSに先がけて、去る16日から危機状況発生時に戦争へと発展しないよう管理する手続きを向上させるための事前練習である「危機管理演習」に突入した状態である。

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