新韓金融、首都圏の集中豪雨被害復旧金融支援実施＝韓国

韓国の新韓金融が集中豪雨で被害に遭った顧客らのため新規融資はもちろん、融資満期延長などの金融支援に乗り出す。

　9日、新韓金融グループは今週、ソウル・インチョン（仁川）を含む首都圏とその他の一部地域で集中豪雨により被害に遭った顧客のためのグループレベルの総合金融支援を実施すると発表した。

　新韓銀行は集中豪雨被害中小企業や個人顧客を対象に、計1000億ウォン（約100億円）の緊急金融支援を実施する。

　まず資金運用に困難をきたしている中小企業に△企業当たり3億ウォンまで、総額800億ウォン規模の新規融資支援、△融資満期延長、△分割返済金猶予、△被害顧客の与信新規及び満期延長時に最高1.5%ポイント特別優待金利提供などの金融支援を提供する。

　また個人の顧客に対しては個人当たり3000万ウォンの限度で総額200億ウォン規模の緊急生活安定資金新規及び貸出満期延長を支援する。

　新韓カードは△被害顧客のカード代金を6か月後に償還するようにする「請求猶予」、△猶予期間終了後6か月間に分けて納付するようにする「分割償還」などの支援を実施する計画だ。

　新韓金融のチョ・ヨンビョン会長は「新韓金融の今回の支援が集中豪雨で被害に遭った顧客らにささやかな慰めになることを願う」として「思いがけない被害に遭った顧客のために全グループ会社が力を合わせて被害復旧のための多様な支援をしていく」と述べた。