中国の軍用機数機が2日の午前「台湾海峡中間線」を飛行し、武力示威を敢行した(画像提供:wowkorea)
中国の軍用機数機が2日の午前「台湾海峡中間線」を飛行し、武力示威を敢行した(画像提供:wowkorea)
中国の軍用機数機が2日の午前、台湾と中国の実質的境界線である「台湾海峡中間線」を飛行し、武力示威を敢行した。

ロイター通信は消息筋からの話を引用し「中国の軍用機数機が、1日から台湾海峡の中間線近くにとどまっている」とこの日報道した。

この消息筋は「中国の軍用機と軍艦はこの日の午前、中間線を圧迫した」とし「これは極めて挑発的だ」と語った。

また「中国の軍用機は、中間線をややかすめて戻るという戦術的な動きを繰り返した」とし「台湾の軍用機は、近くで待機態勢をとるという状態であった」と説明した。

「台湾国防部(省)は前日(1日)の午前9時頃、中国のJ-16戦闘機4機が台湾西南部の防空識別圏(ADIZ)に進入したことですぐさま戦闘機を出撃させ、警告放送とともに防空ミサイル部隊のシステムを稼動した」と、自由時報など台湾メディアが2日報道した。

この時、周辺の上空には台湾空軍のP-3C対潜哨戒機の他に、米軍P-8A対潜哨戒機・米空軍の地上監視偵察機“E-8Cジョイントスターズ”など、米中台3か国の軍用機が飛行していたと、自由時報が報じた。

このような状況は、ナンシー・ペロシ米国下院議長の台湾訪問を控え、中国軍の武力示威が強化されたことによるものである。

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