尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が8月1日から5日まで休暇を取る。支持率が大きく下がり、人事の刷新要求が出ているうえ、国民の力(与党)も非常対策委員会体制になるものと見られ、宿題をたくさん抱えての休暇になりそうだ。

政界によると、尹大統領は休暇中に2~3日ほど地方に留まると見られる。目的地は歴代大統領が休養地として愛用してきたキョンサンナムド(慶尚南道)コジェ(巨済)市のチョド(猪島)が取り上げられている。また、地域の民生現場を訪れる可能性もある。

映画や演劇などを観覧する案もアイデアレベルで議論されており、参謀たちから経済や社会など、多様な分野の本も推薦された。

尹大統領はリフレッシュしながら、今後山積みの懸案に対する解決策を模索するものと見られる。3高(高物価・高金利・高為替レート)にともなう経済不安、コロナ再流行、8・15クァンボクチョル(光復節、独立記念日)の特別恩赦などの難題が積み重なっている。

一部では、尹大統領が8月15日の光復節と8月17日の就任100日を契機に新しい国政運営方向を提示し、支持率の反転を図るという観測が出ている。光復節の祝辞を通じて就任100日を振り返り、今後の国政運営の全体的な方向性を提示するものと思われる。

大統領室参謀陣の人事刷新に対する悩みもあると見られる。チョ・スジン(趙修眞)国民の力最高委員は31日、辞任を宣言し「党はもちろん、大統領室と政府の全面的な刷新が必要だ。底を打ち、上がっていこうとするなら与党陣営3軸の同時刷新が行われなければならない」と公に促した。

過去にイ・ミョンバク(李明博)元大統領の場合、就任初年度の2008年6月、与党ハンナラ党の要求を電撃的に受け入れ、リュ・ウイク(柳佑益)大統領室長と首席秘書官全員を交替し、大統領府秘書室の全面改編を断行している。

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