中国は台湾に最も近い水域で30日、実弾射撃訓練を実施した(画像提供:wowkorea)
中国は台湾に最も近い水域で30日、実弾射撃訓練を実施した(画像提供:wowkorea)
30日、中国は台湾に最も近い水域で実弾射撃訓練を実施した。台湾による中国侵攻対備訓練である「漢光訓練」が終了した翌日である。

中国福建省の平潭(へいたん)海事局は今月29日の夜、航行警報を発令し「30日午前8時から午後9時まで、平潭島近くの水域4地点で実弾射撃訓練を実施する」とし「全ての船舶の進入を禁止する」と明らかにした。訓練水域は台湾北部の新竹(しんちく)県から126キロメートル離れた場所で、台湾から最も近い地点である。

台湾軍は今月25~29日、毎年の軍事訓練である漢光訓練を実施した。蔡英文(さいえいぶん)総統が駆逐艦に乗船して実弾射撃訓練を参観し、海岸地帯では大規模な装備を動員して上陸阻止訓練を実施した。一方この訓練期間、中国の軍用機が台湾防空識別圏(ADIZ)に進入している。

今回の中国による射撃訓練は台湾の軍事訓練以外に、ナンシー・ペロシ米国下院議長の台湾訪問の可能性とも関係があるものとみられている。

中国外務省の報道官は29日の定例会見で「中国は幾度も『ペロシ米国下院議長の台湾訪問を決然と反対し、厳重に憂慮している』という見解を明らかにしている」と語っている。

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