サムスン電子社屋に掲げられたフラッグシップスマートフォンの広告看板の前を歩く市民(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子社屋に掲げられたフラッグシップスマートフォンの広告看板の前を歩く市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が28日発表した2022年4~6月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は14兆1000億ウォン(約1兆4660億円)で前年同期比12.2%増加した。売上高は21.3%増の77兆2000億ウォンだった。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中国主要都市の封鎖、物価高騰、供給網(サプライチェーン)混乱などの悪材料にもかかわらず、半導体部門の好調とウォン安効果を追い風に健闘した。 確定値は7日発表の速報値(営業利益14兆ウォン、売上高77兆ウォン)から小幅に上方修正された。 営業利益は4~6月期として過去3番目の大きさだった。 売上高は四半期ベースで過去最高を記録した前期(77兆7800億ウォン)をやや下回り、過去2番目となった。これで21年7~9月期から3期続いた最高更新はストップした。4~6月期では過去最高。 サムスン電子はデバイスソリューション(DS、半導体)部門がけん引役になったと分析した。堅調なサーバー向け需要に積極的に対応してシステムLSI(大規模集積回路)供給を拡大した結果、前期に続き四半期として最高の売上高を更新したという。 DS部門の営業利益は9兆9800億ウォンで、営業利益全体の7割を占めた。売上高は28兆5000億ウォンだった。 デバイスエクスペリエンス(DX、モバイル・家電)部門は営業利益3兆200億ウォン、売上高44兆4600億ウォン。ハイエンドスマートフォン(スマホ)の販売が引き続き良好で、エアコンなどの季節家電も販売が伸び、売上高が前年同期に比べ大幅に増加した。 サムスン電子は、ウォン安・ドル高が進んだことで部品事業を中心に営業利益を前期比1兆3000億ウォン程度押し上げる効果があったと分析した。 4~6月期の設備投資額は12兆3000億ウォンだった。
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