18日警察によると、準強姦(ごうかん)致死の容疑で拘束された仁荷大学1年生のA容疑者(20)は15日未明、インチョン(仁川)市にある仁荷大学キャンパス内の5階建ての建物で同級生の20代の女性Bさんに性的暴行を加え逃走した。
A容疑者はBさんが3階から墜落するとBさんの服を別の場所に捨てて自宅に逃げたものの、現場に置いてきた携帯電話により警察に捕まった。
周辺のCCTV(防犯カメラ)などを確認した警察は、Bさんが墜落してから通行人に発見されるまで約1時間以上放置されていたと推定している。発見場所が通行人の少ないキャンパス内だったことに加え、時間帯も真夜中だったためだ。
消防当局によると、通行人の通報により救急隊が現場に到着した当時、Bさんは心停止の状態ではなく、弱い呼吸と脈拍がある状態だった。
そのためBさんが墜落した直後、A容疑者が逃走せずすぐに通報していたならば、Bさんを助けることができたとの指摘が出ている。
これはA容疑者の量刑酌量事由になるものとみられる。
現在、A容疑者に適用された容疑は準強姦致死だ。これは心神喪失や抗拒不能な状態を利用し姦淫(かんいん)やわいせつな行為をした後に被害者を死亡させることをいう。有罪と認められれば無期懲役か10年以上の懲役刑を宣告される。
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