尹大統領の支持率32%に下落　不支持は53%

【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが15日発表した調査結果によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は前週より5ポイント下落の32%、不支持率は4ポイント上昇の53%となった。同社の調査で不支持率が50%を超えるのは初めて。

　尹大統領の支持率は5週前の6月第2週の調査から下落が続いている。5週前の調査で53%だった支持率はその後49%、47%、43%、37%と下がり続け、5週間で21ポイント低くなった。一方、不支持率は同期間、33%から53%と20ポイント高くなった。

　韓国ギャラップは尹大統領に好意的だった高齢層や保守系与党「国民の力」の支持層、保守層などほとんどの回答者属性で支持率が下落していると分析した。

　不支持の理由は「人事」（26%）が最も多く、「経験と資質不足・無能」（11%）、「経済・国民生活を顧みない」（10%）などと続いた。支持の理由は「コミュニケーション」（10%）、「決断力・推進力・粘り強さ」（6%）、「前政権の克服」（6%）などだった。

　一方、政党支持率は国民の力が前週より3ポイント下落の38%、革新系最大野党「共に民主党」は3ポイント上昇の33%だった。革新系野党「正義党」は5%だった。

　調査は12～14日、全国の18歳以上の1003人を対象に実施された。