「2050カーボンニュートラル・グリーン成長委員会」第2期は、環境・気候の市民団体出身者たちが主だっていた第1期とは異なり、原子力発電・再生エネルギー・電力網など多様な専門家たちを含めることにより「エネルギーミックス」を図るという。
そんななかでパン前総長は「新政府によるカーボンニュートラル・グリーン成長委員会の適任者」という評価を受けている。
パン前総長は2016年まで10年にわたる国連事務総長職の歴任後、2019年に国家気候環境会議の委員長を歴任し、現在はグローバル・グリーン成長機構(GGGI)の議長を務めている。パン前総長は、国家気候環境委員長当時「原発のないカーボンニュートラル不可能論」を力説した。また、昨年11月に開かれた国際電力技術国際博覧会の基調演説でも「カーボンニュートラル委員会は再生エネルギーの割合を70.8%に高めるという計画だが、多くの専門家たちは『国内の地形的条件と気候環境を踏まえると不可能だ』と指摘している」として、文政府のカーボンニュートラル委員会を正面から批判している。
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