中国・広州市のマクドナルド、床に落ちた「バンズ」をそのまま使用＝中国報道

中国・広東省広州市にあるマクドナルドの店舗で、従業員が床に落ちたバンズを拾いそのまま使用する姿が動画に撮られ、ネット上で話題を集めた。

動画が撮られたのは広州市白雲（はくうん）区にあるマクドナルドの店舗。動画には、厨房内に置かれたカゴからバンズが床に落ち、従業員が拾い上げそのままカゴの中に戻す様子が映っている。

動画の撮影者によると、他の従業員もこの現場を目撃していたが、特に気にするそぶりも見せなかったという。

この件が現地メディアにより報道され話題を集めると、マクドナルド側は中国公式SNSを通じて「映像の中の従業員の行為はマクドナルドのマニュアルに合致するものではない」とし、当該店舗を営業停止、当該従業員を停職処分にしたと明かした。また、「全従業員を対象とし再度教育を行い、食品安全への意識を高める」と伝えた。

当該店舗にはすでに白雲区市場監督管理局が調査に入り、監督指導を行った。また、広州市市場監督管理局は、市内全てのマクドナルドの店舗に対し検査を実施した。