中国もお手上げ…6月物価上昇率2.5%、20年7月に続く記録=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国もお手上げ…6月物価上昇率2.5%、20年7月に続く記録=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国では6月の消費者物価が20年7月に続く上昇率を見せた。

 9日、中国国家統計局によると、6月の消費者物価指数(CPI)が昨年同月比2.5%上昇した。これは2020年7月(2.7%)に続く記録だ。

 中国の消費者物価上昇率は昨年11月以降ずっと2%以内の比較的低い水準を維持してきた。今年に入り4月と5月に各々2.1%を記録し2%台に上がっている。

 中国当局は消費者物価上昇率の目標を3%以内としている。

 主要食品を見ると、果物(19%)や卵(6.5%)、野菜(3.7%)の価格は上がったが、豚肉(6%減)と水産物(3.3%減)の価格は下落した。

 しかし、消費者物価に大きな影響を及ぼす豚肉価格が前月より2.9%上昇し、インフレの圧力要因として作用している。

 全国農産物卸売市場の豚肉平均価格は1日、1キロ当たり24.55人民元(約499円)を記録し、1週間で13%上昇した。

 非食品類では国際原油価格上昇の影響で、運送用燃料が昨年同月対比32.8%急騰した。

 今年1~6月の消費者物価上昇率は1.7%を記録。昨年同月比6月の生産者物価指数(PPI)の上昇率は6.1%で、前月の6.4%より低くなった。中国の月間PPI上昇率は昨年10月、13.5%でピークに達した後、8か月連続下落した。

 新型コロナの拡散と封鎖の衝撃で、産業の需要が減少した影響だという分析が出ている。

 ロイター通信は「新型コロナの鎮静と封鎖緩和で景気回復の兆しを見せているが、最近コロナが再拡散する兆しを見せ、景気回復と成長を遅くする恐れがある」と報じた。

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