「裸キムチ騒動」でことし1~5月のキムチ輸入量、前年比8%↓…HACCPを適用=韓国(画像提供:wowkorea)
「裸キムチ騒動」でことし1~5月のキムチ輸入量、前年比8%↓…HACCPを適用=韓国(画像提供:wowkorea)
いわゆる「裸キムチ」で物議を醸した中国産キムチの輸入がことしは低調であることがわかった。韓国政府は輸入キムチに食品の衛生管理方式(HACCP)順守を義務適用するなど、衛生・品質管理を強化する計画だ。

6日韓国農林畜産食品部によると、ことし1~5月に輸入されたキムチの量は9万8687トンで前年同期比7.9%減少した。

中国産キムチは昨年、服を脱いだまま水に入りハクサイを漬ける映像が拡散し物議を醸した。この映像の出どころが中国とされたことで中国産キムチに対するイメージが悪化し、輸入量も減少したとみられる。

また、新型コロナウイルスにより中国国内の運送費や人件費などが上昇し、中国国内のハクサイ価格が上昇したことも輸入減少に影響を与えたと、農林畜産食品部は説明した。

ただ、月別にみると5月のキムチの輸入量は2万4000トンで前年同月比約17%増加した。これについて農林畜産食品部の食品産業振興課の関係者は、「通常5月は露地栽培のハクサイの収穫により中国国内のハクサイ流通量が増加し価格が下落する影響で、キムチの輸入量が他期間に比べ高くなる」と分析した。

政府は「裸キムチ騒動」など輸入キムチに対する安定性を確保するための方案を推進している。まず輸入キムチに対してはHACCPの順守を段階的に義務適用している。

HACCPは消費者に安全できれいな製品を供給するための食品安全管理認証基準だ。食品の原材料から製造、加工、保存、流通、調理の段階を経て最終消費まで段階別の危害要素を管理するためのシステムだ。

ことし10月から5000トン以上のキムチを輸出する海外のキムチ輸出企業にもHACCPを適用する。2024年10月からはすべての海外のキムチ輸出企業に適用される。国立農産物品質管理院も輸入キムチの原産地虚偽表示を厳しく取り締まる方針だ。
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