この当局者は「北の実質的非核化と南北関係の正常化は、対北制裁によって互いにつながっている」としながら、「北の核問題については、わが国と北側が実質的に論議してこそ南北関係に有意義な進展をもたらすことができる」との考えを示した。
また、過去の南北会談で核問題が議題として扱われ、南北合意書に核問題が明示されたが、実質的な議論は低調だったとの評価が多いとして、実質的議論の必要性を重ねて強調した。
「新たな会談構造」については、ハードウエア的側面よりソフトウエア的側面に焦点を合わせたものだと説明。南北会談をどのような形式で、どのようなハードウエアで実施するかは南北間の合意によって決めなければならないと述べた。
権長官は前日、1972年の南北共同声明発表から50周年の記念式典で「政府は非核化と政治・軍事的信頼構築、経済などの協力を実効的に論議できる新たな会談の構造を構築していく」と述べた。
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