新型コロナウイルスワンストップ診療を1万か所に拡大…医療機関の名称「呼吸器診断センター」に統一 = 韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスワンストップ診療を1万か所に拡大…医療機関の名称「呼吸器診断センター」に統一 = 韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、新型コロナウイルスの「ワンストップ(one-stop)診療機関」を1万か所に拡大する。各種、関連医療機関の名称を「呼吸器患者診療センター」に統一し、病床は地域別に共同で活用する。

 1日、中央災害安全対策本部は、中央事故収拾本部から「新型コロナウイルスの再流行に備えた医療対応システムの見直し案」の報告を受けた。この日からは、従来の新型コロナウイルスの診療を担ってきた呼吸器医療機関、外来診療センター、電話相談病院・医院などの名称は「呼吸器患者診療センター」に一元化される。

 この日から呼吸器患者診療センターは、1万2601か所確保され、そのうち診断検査・診療・処方箋など全てが可能なワンストップ診療機関は、6206か所準備された。韓国政府は、このワンストップ診療機関を1万か所まで拡大する方針だ。

 保健福祉部(日本の厚生労働省に相当)の疾病管理本部によると、呼吸器患者診療センターの位置と詳細診療の有無などをネイバーなどの主要ポータルサイトなどで検索できるようにし、新型コロナウイルスのホームページと健康保険審査評価院のホームページにも掲載する。

 ただ、センターの最新情報がリアルタイムで反映されるシステムは今月中に開始される。それまでは、症状がみられる人と感染者は事前電話予約などでセンター別の状況を前もって確認する必要がある。

 新型コロナウイルスの治療のための病床対応システムも整備する。このシステムでは、オミクロン流行時の入院患者の増加に対応し、3月に3万床以上の病床を確保することに成功した。その後、感染者の減少傾向に応じて段階的に削減されてきた。

 韓国政府は、病床数を削減した代わりに効率的な活用を行うために「地域別病床共同活用システム」を準備し、首都圏、チュンチョン(忠清)、ホナム(湖南)、キョンブク(慶北)、キョンナム(慶南)、カンウォン(江原)、チェジュ(済州)の7つの地域で運用する。このシステムでは、地域共同対応状況室が必要に応じて地域内で病床を割り当てる。
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