2日、SRによると、1日の午後3時25分頃、SRT338号車がテジョン(大田)操車場駅付近で脱線した。列車に乗っていた370人余りのうち11人が負傷した。負傷者のうち7人は病院に搬送され治療を受けている。
大田消防本部によると、SRT列車が何らかの理由で急ブレーキをかけ、車両2台が脱線したものとみられる。車両が故障を起こしたのかレールに問題があったのか、詳しいことはわかっていない。現在、約200メートルの区間で復旧作業がおこなわれており、国土交通部(日本の国土交通省に相当)の関係者は「ダイヤの乱れを解消できるよう努力している」と述べた。
今回の事故でダイヤの乱れが発生している。ソウル行きKTX列車は、大田・ソウル間で迂回運行を行い、列車の運行調整などで上下線ともに遅延している。スソ(水西)行きの列車は下り線の線路の一部を利用して運行している。その他一部列車は運休となっている。列車の出発を知らせる電光掲示板には「160分の遅れ」という表示も見られた。
列車の遅れでソウル駅は修羅場と化していた。週末を控え、地方に向かう利用客は足止めを食らい、駅のあちこちで床に座り列車の出発を待っていた。列車の出発時間が遅れ、出発後も途中停車を繰り返した。韓国鉄道公社(KORAIL)の関係者は、「運行の遅れが続き出発できずにおります。前を走る列車が遅れている関係で安全距離を確保するために待機中です。重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
最大で3時間ほど遅延し、1日、午後10時20分ソウル駅を出発して、チュンチョンプクト(忠清北道)チョンジュ(清州)市のオソン(五松)駅に午後11時に到着予定だったKTXは、翌2日午前1時40分頃、五松駅に到着した。午前2時が過ぎているにもかかわらず、ソウルに向かう上り線を待っている利用客もみられた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 75