NATO(北大西洋条約機構)首脳会議出席のためスペイン・マドリードを訪問中の尹大統領はこの日の午後、ジョー・バイデン米大統領、岸田文雄首相と会談を行ない「北朝鮮の核ミサイル脅威が高度化し、国際情勢の不安定性が高まっている状況の中、日米韓の協力の重要性は一層大きくなった」と語った。
つづけて「約5年ぶりに開催された日米韓首脳会談は、地域および世界的問題解決のため3か国が協力を強化しようとする意志を示すものだ」と評価した。
バイデン大統領は「日米韓の3角協力は、我々の共通目標を達成することにおいて非常に重要だ」とし「その中には、朝鮮半島の完全な非核化が含まれている」と強調した。つづけて「また、自由で開放されたインド太平洋が含まれている」とし「このような形式の対話が続けられることで、3角協力が強化されることを希望する」と語った。
岸田首相は「日米韓首脳会談が今回開催されるようになったことは、非常に時に適ったことだと考える」とし「北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する日米韓の協力を強化していく」と強調した。特に「北朝鮮をはじめとしたさらなる挑発行為の可能性が、だんだんと深刻に懸念されている」とし「日米同盟・米韓同盟の抑止力を強化することを含め、日米韓の協力強化は不可避的だ」と語った。
また岸田首相は「北朝鮮が核実験をする場合にも、共同訓練を含め日米韓が共に対応していこうと思う」とし「米韓同盟の抑止力強化のためにも、日本の防衛力を根本的に強化していく」と語った。
日米韓の首脳はこの日の会談で、北核問題をはじめとして地域・グローバル懸案について意見を交わした。日米韓の首脳が会ったのは、2017年9月の国連総会期間に開かれた会談以降、4年9か月ぶりである。
尹大統領は特に「北核問題が、日米韓すべてにとって至急に対応すべき共同の課題だ」という点を強調し、北朝鮮の挑発に対して原則にしたがって強力に対応していく一方「北朝鮮が対話のテーブルに復帰できるよう、日米韓の3カ国が引き続き緊密に協力していこう」と語った。
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