尹大統領の国政支持率、相次いで「デッドクロス」…黄橋益氏「大統領ごっこの結果」

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領の国政支持率が各世論調査会社の調査で相次いで「デッドクロス（否定評価が肯定評価を上回ること）」を記録した。グルメコラムニストのファン・ギョイク（黄橋益）氏は、「大統領ごっこの結果」と非難した。

キム・ゴンヒ の最新ニュースまとめ

就任から6週間の時点で発表された尹大統領の国政支持率は韓国社会世論研究所（KSOI）とリアルメーターの調査で共に先週より下落した。

リアルメーターが20～24日、全国の18歳以上の2515人を対象に調査し26日に発表した6月4週目の週間集計で、尹大統領の国政遂行に対する肯定評価は46.6%、否定評価は47.7%だった。よくわからないとの回答は5.7%だった。

肯定評価は前週より1.4%下落した一方、否定評価は2.3%上昇し、リアルメーターの調査では初めて肯定評価が否定評価より少なかった。

KSOIがTBSの依頼を受け24～25日に全国の満18歳以上の1001人を対象に調査した結果でも、尹大統領の国政遂行に対する肯定評価は46.8%、否定評価は47.4%を記録した。

前週より肯定評価は2.6%下落、否定評価は2.6%上昇し、就任後の調査で初めて「デッドクロス」を記録した。

このように就任から6週間で支持率は減少を続け、異例的な早さでデッドクロス現象が起きたことで、野党支持層では政府と大統領の失政に対する非難が高まっている。

野党「共に民主党」を支持する政治論評で知られるファン氏もフェイスブックに支持率と関連した短い意見を掲載した。ファン氏は記事のリンクとともに、「尹錫悦・キム・ゴンヒ（金建希）の大統領ごっこの結果」と記し、大統領内外の最近の動向を批判した。

ファン氏は尹大統領の就任後の言行はもちろん、金夫人の対外活動に対しても問題を指摘してきた。この日の寸評もこうした批判の延長とみられる。