ストライキを行う組合員ら(資料写真)=(聯合ニュース)
ストライキを行う組合員ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)公共運輸労組の貨物連帯本部が、無期限のストライキに突入してから2日目の8日、トラック運転手らの組合員に自動車部品関連のトラックの運行を全面的に中止するよう指針を示したことが分かった。 各完成車メーカーはストライキに備えて部品を備蓄しており、現時点では生産にほとんど影響はないという。 ただ、業界関係者は、貨物連帯が自動車部品を名指しして運送拒否の方針を示したことで、いつまで生産に支障を来さずに工場を稼働できるかはさらに不透明になったと説明した。 完成車メーカーは、世界的な半導体不足による生産の遅れで納車までに長ければ1年半かかる状態にあり、今回のストライキによるさらなる打撃を懸念している。 メーカー関係者は、ストライキが長期化すれば部品メーカーへの原材料供給に支障が生じて納品に問題が発生する可能性があり、自動車の生産や流通も影響を受ける恐れがあると指摘した。部品が運送されず、自動車の生産に支障が生じた場合に責任を負わなければならない部品業界も困惑している。 自動車業界の関係者は「貨物連帯が半導体の供給難などで困難に直面している自動車産業の状況を無視して運送を拒否すれば、社会的に大きな損失を及ぼす行為になる」と述べた。
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