日本空路再開に国際線拡大「LCC各社増便・就航」=韓国(画像提供:wowkorea)
日本空路再開に国際線拡大「LCC各社増便・就航」=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナパンデミック(感染症大流行)や日韓関係悪化により、日本への道がふさがっていたが、2年ぶりに再開されるなど、国際線「空の道」が続々と開かれている。韓国政府が国際線に対する段階的な正常化を宣言し、旅行客も増加し、航空業界も忙しい。

特に低コスト航空会社(LCC)が、日本を中心に路線増便と就航を拡大している。これをもとに国際線が本格的に活性化するという見通しだ。

◆日本政府、2020年3月無VISA入国制限

6日、航空業界によると、日本政府は10日から新型コロナ発生以降2年以上中断されていた外国人観光客への入国を再開する。これに先立ち、日本政府は2020年3月、韓-日無VISA入国を制限した。日本政府は、新型コロナ陽性率が低い国に限り、別途検査なしで入国を許可することにしたが、韓国も含まれた。

まず、低コスト航空会社(LCC)を中心に、日本路線の増便と就航が相次いでいる。ジンエアー(Jin Air)は来月から仁川-大阪、仁川-成田路線を週2回から4回に増便する。エア釜山も先月25日、仁川-成田路線を新規就航したのに続き、26日、仁川-大阪路線を再開する。来る7月22日には仁川-福岡路線も順次再開する。

ティーウェイ(T’Way )航空も、現在週1回運航する仁川-福岡、仁川-大阪、仁川-成田など3路線を今月から週2回に増やすことにした。他にもチェジュ(済州)航空をはじめとする他のLCCも日本観光再開に合わせ、日本路線増便と再開を積極的に検討中だ。

現在、日本政府は、旅行会社を通じた団体観光客だけ受けているが、個人旅行VISAなどの観光まで許可する場合、LCC業界の増便と就航はさらに増えるものと見られる。

◆今年の累積国際線利用客の前年比165.9%↑

航空業界は、日本の空路が開かれ始めたことをきっかけに、国際線運航が本格化すると期待している。すでに国土交通部は、今月から国際線定期便を毎月週100回ずつ大幅に増やし、正常化信号弾を撃った状態だ。効果はすぐに現れている。航空情報ポータルシステムによると、今年の累積国際線利用旅行客(仁川空港基準)は227万6591人で、前年同期比149.0%増加した。特に国際線正常化が始まった先月、国際線利用客は54万3932人で、全体利用客の23.9%を占めるほど急速に増えている。昨年5月と比べると、なんと367.2%増えた水準だ。

何よりも、日本政府の入国再開により国際線活性化時期がさらに前進するという分析だ。実際の空路が閉まる直前の2019年の日本路線利用客は1896万2610人で、全体の国際線利用客(7349万5106人)のうち25.8%を占めた。全体国際線利用客の4分の1が日本路線利用客ということだ。だが、2020年、日本政府が空の道を閉じると、222万9814人まで急減した。

特に日本路線はLCCの比重が半分以上を上回るなど、収益増加にもつながる見通しだ。業界関係者は「LCCはこれまで国内線やサイパン、シンガポールなど一部路線に集中したが、日本路線が再開され、旅客機稼働率も高まるなど、多様な収益創出因として作用できる」とし「今は旅行会社を通じた団体観光客のみ入国が許可なっているが、韓日関係改善余地が見えるなど、状況を見守りながら、日本路線がさらに拡大する可能性がある」と述べた。

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