“今シーズン一番の接戦で混戦”PO5ホール制して優勝したチョン・ユンジの記者会見(画像提供:wowkorea)
“今シーズン一番の接戦で混戦”PO5ホール制して優勝したチョン・ユンジの記者会見(画像提供:wowkorea)
韓国・キョンギ(京畿道)インチョン(仁川)市のサウススプリングスカントリークラブでKLPGA(韓国女子プロゴルフ)ツアーE1チャリティーオープン(賞金総額8億ウォン/約8000万円)が開催され、アジア大会で韓国代表として活躍したチョン・ユンジが激しいプレーオフの末、優勝を手にした。

イ・ソヨン の最新ニュースまとめ

4アンダーの9位からスタートした最終日に4打縮めて8アンダーでトップタイとなったチョン・ユンジは、チ・ハンソル、イ・ソヨン、ハ・ミンソンとプレーオフに入った。チ・ハンソルと対決したプレーオフ5ホール目で、バーディーを決めて初勝利を手にしたチョン・ユンジは、公式優勝インタビューで「ツアーデビューしてから初優勝したが、プレーオフに入ったのですごく震えた。ルーキーの時から初優勝を目標にしていたが、3年目に叶って感激だ」と語った。

 プレーオフでは、表情を変えることなく戦ったチョン・ユンジは優勝直後にたくさんの涙を見せた。これについて「『わあ、私もついに、本当に優勝したの?』と思ったら、涙が出た。また両親のことを思い出して、もっと涙が出てきた」と明かした。

 そしてチョン・ユンジは「優勝への期待はなかったが、私のプレーに対する自信を持とうと努力した。自分を信じてみたら結果も良くなるんじゃないかと自分自身を洗脳した。試合中も自分自身を信じたから、良い結果が出たと思う」と緊張した瞬間を語った。

 決定的な場面となったプレーオフ4ホール目でチ・ハンソルのアプローチショットが“ベタピン”だった時にどう思ったかという質問にチョン・ユンジは「彼女のショットを見て『私はイーグルを決めなきゃ』と思った。自分のショットに集中して最後まで戦おうという気持ちで打っていた」と答えた。

 チョン・ユンジは「きょうはパットラインがよく読めなかった。だけどプレーオフ4ホール目のバーディーパットの時、不思議とその瞬間だけはラインがよく読めた。キャディーにも『ラインが見えた』と言って打ったが、成功したので自分でも驚いた」と説明。

 次の目標について「輝く初勝利だけして消える選手ではなく、2勝目ができたらうれしいし、ずっと上位圏内に上がってこられる選手になるのが目標。アメリカツアーに進出して世界ランキング1位を取ることと、アジア大会に出たのでオリンピックに出ることも大きな目標にしている」と語った。

 最後に次の大会に対してチョン・ユンジは「今回は元気に予選通過をすることが目標だった。優勝して次の試合で予選落ちする例を見てきた。優勝してもずっと勢いのある選手になりたい」と明るい姿を見せた。

Copyrights(C)wowkorea.jp 5