米ニューヨーク州は、ことしから毎年11月22日を「キムチの日」として記念することになった(画像提供:wowkorea)
米ニューヨーク州は、ことしから毎年11月22日を「キムチの日」として記念することになった(画像提供:wowkorea)
米ニューヨーク州がことしから毎年11月22日を「キムチの日」として記念することになったのは、韓国系のロン・キム ニューヨーク州下院議員の活躍のおかげである。

ニューヨークのフラッシングを選挙区にしているキム議員は、「キムチの日」制定のための決議案を主導した。

新型コロナウイルス感染症事態が鎮まったことで対面会議を再開したニューヨーク州議会は、24日(現地時間)の会議で決議案可決の事実を公表した。

キム議員は会議前、韓国の通信社“聯合ニュース”とのインタビューで、7歳で米国に移民した当時の人種差別を振り返った。

キム議員は「幼い頃、学校にキムチを持っていくのは夢見ることもできなかった」とし「においがするとからかわれ、恥ずかしかった」と語った。

ただキム議員は、そのような経験をしても韓国系米国人としてのアイデンティティを失わず「政界に入ってからは、一層大切なものになった」と語った。

2012年、韓国系として初めてニューヨーク州の下院議員になったキム議員は「政治家として10年働く中、ニューヨークの有権者たちは私が韓国系米国人だという事実を知っている」と語った。

しかしキム議員はニューヨークを越え、全米でその名が知られるほど有名人になった。それは、アンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事の弾劾を推進した人物として脚光を浴びたためである。

キム議員は「キムチの日制定は、韓国系3世など幼い韓国系米国人たちのアイデンティティを守ることにおいても役立つだろう」と語った。

今回、韓国の伝統的な食べ物である「キムチ」が米国社会で成功的に受け入れられたという象徴性は、決して小さくはないものとみられる。

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