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鄭氏は23日、「尹政権の成功と、与野党が協力できるように、一粒の麦になる」と述べ、候補の辞退を宣言した。辞退表明は同相候補に指名されて43日、国会での人事聴聞会を終えてから20日目のことだ。
鄭氏はこの日の午後9時30分頃、福祉省を通じて表明文を出し「私は今日付で保健福祉相候補を辞退する。数多くの疑惑が虚偽だったことを立証した。しかし、このような事実とは別に、国民の目線から見て足りない部分も提起されている。私もそのような指摘に対して謙虚に受け止めたい」と明らかにした。
続けて「これから再び地域社会の医療専門家に復帰し、尹政権の成功を支えたい。私によって心苦しい思いを感じた方々には申し訳ない。今日の決定で、そのような気持ちは晴らしてくださるとありがたい。私たち皆が、世界に跳躍する韓国のために一つになることを切実に願う」と付け加えた。
鄭氏はキョンブク(慶北)大学病院長を務めた医師出身の候補者で、新型コロナウイルス以降、医療や福祉を再整備するものと期待を集めていた人物だ。
しかし、鄭氏が慶北大学病院で副院長と院長を務めた時期に、2人の子どもが慶北大学医学部に編入したり、息子の入隊検査で一般社会服務の4級と判定されたりしている。その中で、鄭氏による介入があったのではないかと疑惑が持たれた。しかし、鄭氏は辞退の表明文でも、子どもたちに関連した編入や兵役の疑惑は否認している。
鄭氏は「慶北大学校と慶北大病院の教授や関係者らが、国会の人事聴聞会などで、子どもたちの編入や兵役に関して不当な行為はなかったことを証言した。数多くの疑惑が提起されたものの、違法や不当な行為は証明されなかった」と強調した。
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