WHO欧州事務所「サル痘の欧州拡散が早まる可能性もある」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
WHO欧州事務所「サル痘の欧州拡散が早まる可能性もある」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
世界保健機関(WHO)の欧州事務所が”サル痘”の拡散加速化を懸念しているとAFP通信が21日に伝えた。

WHO欧州事務所のハンス・クルーズ所長は前日、声明を通じて「欧州地域で大規模な集まり、祭り、パーティーがある夏場に入っており、(サル痘の)感染拡散が早まりかねないと懸念している」と明らかにした。サル痘はウイルス性疾患で、致死率は変種によって1~10%ほどである。一般的に呼吸器を通じて伝播されるが、性接触による伝播の可能性もある。

サル痘は中部、西部アフリカで主に発病したが、ここ数週間は多くの欧州諸国でも確認された。WHO欧州事務所によると、サル痘はフランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、ベルギー、スウェーデン、英国など、少なくとも8か国で最近数日間、感染事例が報告された。WHO欧州事務所は欧州とロシア、中央アジアの一部国家を含め53か国を管轄する。

オランダの保健当局は20日、自国で初めてサル痘感染者1人が確認され、感染者がさらにいる可能性があると明らかにしたとロイター通信が伝えた。米国、カナダ、オーストラリアでも最近、類似の事例が報告されている。

特にクルーズ所長は「最近の感染事例は異例的で、1つの事例を除けば、すべてサル痘がエンデミック(風土病で固まった感染症)状態の西部、中部アフリカ地域に関連した旅行履歴はない」と説明した。

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