中国がロシア産石油を低価格で輸入？…両国政府が交渉か

ヨーロッパ各国がロシア産の原油輸入を禁止する動きを拡大する中、中国がロシアから低価格で石油を輸入しようとしている。香港メディア「東網」が伝えた。

　報道によると、中国はロシアからの石油輸入量を増やし、戦略石油備蓄を強化する方針。

　情報筋によると、中国とロシアは政府間で交渉を進めているが、石油関連企業を含んでの議論はまだほとんど行われていない。そのため、具体的な取り決めについては確定しておらず、協議がまとまるかどうかはまだ不透明な状況だ。

　ロシア外務省と中国外務省は、これに関する公式コメントを発表していない。

　報道によると、ロシア・ウクライナ戦争の影響で国際的な原油価格が高騰する一方、ロシア産の原油価格は制裁を受けて下落している。中国政府はこれを、低価格でロシアから原油を輸入し、戦略石油備蓄を強化する機会と捉えているという。