2018年、爆破される豊渓里の核実験場の坑道=(聯合ニュース)
2018年、爆破される豊渓里の核実験場の坑道=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は19日、非公開で開かれた国会情報委員会で、北朝鮮が新型コロナウイルスの感染拡大の中でもミサイルを発射する兆候があるとして、「核実験も準備を終え、タイミングだけを見計らっている」と報告した。

 同委員会の与党幹事を務める「国民の力」の河泰慶(ハ・テギョン)国会議員と野党幹事の「共に民主党」の金炳基(キム・ビョンギ)議員が記者団に伝えた。

 金氏は北朝鮮がバイデン米大統領の訪韓に合わせてミサイルを発射する可能性について、「準備はほぼ完了段階にあるため、どの時点でミサイルを発射し核実験を行ってもおかしくない」と説明。発射の可能性があるミサイルの種類に関しては、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と推定しているが、(国情院から)報告は受けていない」と述べた。

 一方、韓米の軍当局は北朝鮮が21日の韓米首脳会談に合わせ、ICBMの発射準備を終えているとして、対応態勢を整えていると明らかにした。


Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40