韓国人男性が国際結婚した中国人女性、実は「複数人の子どもがいる既婚者」だった…韓国で裁判に(画像提供:wowkorea)
韓国人男性が国際結婚した中国人女性、実は「複数人の子どもがいる既婚者」だった…韓国で裁判に(画像提供:wowkorea)
韓国人男性と国際結婚した中国人女性が、18年にわたって身分を偽って生活していたという事件が発生。この女性は身分を偽造して韓国に入ったことがわかった。

 17日、韓国の法曹界によると中国国籍を持つ女性A被告(67)は2004年ごろ出稼ぎのため韓国に入国し、韓国で結婚した。韓国人男性と国際結婚すると、比較的容易に帰化申請することができ、韓国国籍を取得するのに有利だ。しかし、A被告はすでに中国人男性と結婚して3人の子どもを持つ既婚女性だったが、当時は離婚手続きを踏んで韓国人を再婚することに決めたのだという。

 しかし、中国人夫の行方がわからなかったため、中国で離婚することができない状況になると、A被告は知人を通して「密入国」関連のブローカーと接触。ブローカーを通じて身分を偽造したパスポートとビザを発給してもらい、2004年4月にソウルの区庁に韓国人男性との「婚姻届」を提出した。その後、2009年5月に帰化資格条件を満たしたA被告は、帰化許可を受けて韓国国籍を取得した。

 A被告は、偽の身分証を提出して区庁でパスポートの発給を受けて出国し、区庁と出入国事務所の職員をだまし続けた。2017年に一度、偽パスポートで出国したA被告は2019年3月、ソウル市内でパスポートの再発行を申請、旅券発給担当者をだまし、パスポートの再発行を受けた。2か月後、再び偽パスポートで出国を試み、出国審査をパスしていた。

 その後、一連の犯罪事実が明らかとなり、裁判に移されたA被告は去る11日、旅券不実記載、旅券法違反、不実記載旅券行使、出入国管理法違反などの容疑で懲役8か月、執行猶予2年の判決を受けた。

 裁判所は「A被告は、有効な方法で韓国国籍を取得したと見ることはできず、現時点でも中国国籍である」とし、「帰化許可を受けた後、韓国国籍のイさんとして生きてきたA被告の主張に、すべて理由はない」と説明。また「中国で存在しない名義に身分を変更し、違法な方法で韓国に入国し、国家の出入国秩序を乱した犯罪は、罪質は軽くない」と判断した。

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