仁川国際空港の出発ロビー(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港の出発ロビー(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国航空大手、大韓航空とアシアナ航空で、国際線運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が原油価格上昇の影響で過去最高を更新する。業界関係者が16日伝えた。 関係者によると、大韓航空の燃油サーチャージは6月から今月より2段階上の19が適用され、距離に応じて片道3万7700~29万3800ウォン(約3800~3万円)が運賃に上乗せされる。アシアナ航空も来月から燃油サーチャージを19に引き上げ、4万400~22万9600ウォンとする。 燃油サーチャージの段階は3月に10、4月に14、5月に17と上昇を続けている。 同サーチャージは、燃油価格の指標(シンガポールケロシン)の価格が1ガロン=150セント以上のときに徴収される。 航空券の需要に供給が追いつかず、料金が上昇した状況で燃油サーチャージが過去最高を記録し、消費者の負担はさらに大きくなる。 航空業界は新型コロナウイルスで萎縮した需要が回復傾向を示す中で、燃油サーチャージの引き上げが需要回復の足かせになる恐れがあると懸念している。
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