病気を放置して死なさせたラクダを他の動物に「エサ」として与えた動物園代表を在宅起訴=韓国報道(画像提供:wowkorea)
病気を放置して死なさせたラクダを他の動物に「エサ」として与えた動物園代表を在宅起訴=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国でコロナ禍によって経営が困難になり、病気の動物を放置して物議を醸したテグ(大邱)の動物園で、腫瘍ができたのに放置されて死んだラクダを他の動物に与えていたことが明らかになった。

ユ・ヨン の最新ニュースまとめ

 大邱地検西部支庁は、先月30日に大邱市内の動物園の代表Aを動物保護法違反などの容疑で在宅起訴した。

 Aは昨年2月に腫瘍ができたラクダを治療せずに放置して死なさせた疑いなどが持たれている。

 JTBCの報道によると、この動物園で雌のラクダは放置されたまま死んだという。飼育員がラクダの症状を園の代表に報告したが、治療がきちんと行われなかったのだ。

 挙句の果てに園の代表はラクダの死体を解体するよう飼育員に指示し、一部は他の動物園の猛獣に食べさせたとJTBCは伝えた。

 臓器は園の他の場所に埋め、骨は園の隅に放置されているという。

 動物園の動物がへい死した場合、自治体に報告をして専門業者を通じて措置を取るのが原則だ。

 この動物園の飼育員はインタビューで「友人のような存在なので、解体したことがトラウマになった。動物関連の仕事をしたくなくて、二度とあの道に進めない」と吐露。

 園の関係者はMBCのインタビューで「大学に寄贈するため標本作業をしている」と釈明した。

 以前、この動物園では新型コロナ感染拡大の影響で経営が困難になり、長期間、動物に水やえさを与えず、掃除もせず、排泄物がたまった飼育舎に動物を放置していることがあきらかになって、公憤を買った。

 これに対して動物保護団体「Beagle Rescue Network」のユ・ヨンジェ代表は今月4日、国会議事堂の前で記者会見を開き「あの動物園は国際的な絶滅危惧種8種を無断飼育し、病気になったラクダを治療もせずに放置して他の動物のえさに利用するとんでもない虐待をした。国内の私設動物園が似たようなレベルでただ動物を金儲けの手段としてだけ利用している」と批判した。

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