韓国のハン・ドンフン(韓東勲)法相候補(画像提供:wowkorea)
韓国のハン・ドンフン(韓東勲)法相候補(画像提供:wowkorea)
人事聴聞会を控えたハン・ドンフン(韓東勲)韓国法相候補は、今月3日の国務会議で議決されたいわゆる「検捜完剥」(検察捜査権完全剥奪)法案に対して、聴聞会で批判するかが注目されている。聴聞会では、これに関する与野党間の攻防も熾烈になるものと予想される。

きょう(5日)韓国国会などによると、国会法制司法委員会は今月9日にハン候補の人事聴聞会を開く予定である。

ハン候補は聴聞会で、「検捜完剥」法案に対して意見するものとみられる。ハン候補はこれまで、この法案に対して反対の立場を絶えず示してきた。ハン候補は3日、この法案が国務会議で議決された直後に声明文を出し「聴聞会で “検捜完剥”立法と公布の問題点と対策について、法相候補としての意見を詳細にお話しするだろう」と明らかにしている。

また、前日に国会法制司法委員会のヤン・ヒャンジャ無所属議員が入手したハン候補の聴聞会答弁資料によると、ハン候補は「“検捜完剥”法案の無理な立法推進により、犯罪者たちは罪を犯しても処罰されず、力のない国民だけが被害を被るおそれのある制度的弱点が生じた」と主張している。

ハン候補は「検察の直接補完捜査や補完捜査要求が廃止されれば、事件の処理が遅れ責任の所在が不透明になる」とし「重要犯罪への対応力も低下し、権力をもった人たちへの捜査が不可能となることで、一般庶民たちに被害が転嫁されるだろう」と強調した。

ハン候補は、今回の法案推進過程においても批判の声をあげている。ハン候補は先月15日、記者たちに「この5年間何があって、このような名分のない “夜逃げ”のようなことを起こすのか、国民たちは非常に気になっていることだろう」と語っている。

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