ソウル・ナンデムン(南大門)警察署は、2日午後1時50分ごろから、ソウル市チュン(中)区にあるウリィ銀行本店で家宅捜索を進めたと明らかにした。家宅捜索は午後5時50分まで、約4時間かけて行われた。
今回の家宅捜索場所には、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律(特経法)上、横領容疑で拘束された職員A氏と、共謀者として指摘され、同じく拘束されたA氏の弟の自宅などが含まれていたことが分かった。
警察関係者は「A氏が勤務していたウリィ銀行企業改善部を中心に、家宅捜索に乗り出した」と説明した。家宅捜索では、横領犯罪に関する文書、業務用パソコンなどが対象となった。
警察関係者は「家宅捜索資料をもとに、横領資金の流れ、実弟以外の他の共犯者がいるかなどを重点的に調べる予定」と述べた。
これに先立ち、ウリィ銀行企業改善部で働いていたA氏は、2012年から2018年の間、3回にわたり会社の金614億ウォン(約62億円)を横領した疑いを受けている。
彼が横領した金は過去、ウリィ銀行が主管していたデウ(大宇)エレクトロニクス売却関連契約金元金と利子などだ。これはイランの家電会社に返さなければならない契約金だったが、米国の対イラン制裁により、送金が行われず会社に残っていたことが分かった。
A氏は先月27日、ウリィ銀行が横領事実を認知、警察に通報すると、直接警察署まで足を運び自首した。その後先月30日に拘束された。 A氏の弟も共犯として、今月1日に拘束された。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78