韓悳洙氏(国会写真記者団)=(聯合ニュース)
韓悳洙氏(国会写真記者団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は2日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が首相に指名した韓悳洙(ハン・ドクス)氏と閣僚候補5人の人事聴聞会を行い、候補の資質や道徳性などを検証する。

 韓氏の人事聴聞会は当初先月25~26日に行われる予定だったが、革新系与党「共に民主党」と革新系野党「正義党」が提出された資料に不備があるとして聴聞会を欠席し、日程の再協議を要求したため、今月2~3日に変更された。

 聴聞会で人事聴聞経過報告書が採択されなくても大統領が任命を強行できる他の閣僚と違い、首相は国会の任命同意を得る必要がある。

 韓氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で首相を務めるなど保革を問わず要職を歴任してきたため、聴聞会を無難に通過できると予想された。しかし、国会で過半数の議席を占め次期政権で野党となる共に民主党は、韓氏が大手法律事務所から多額の顧問料を受け取ったことなどを問題視しており、任命にこぎつけられるかどうかは不透明な状況だ。

 聴聞会では、韓氏が公職を退いてから大手法律事務所の顧問を務めた履歴、財産形成の過程、配偶者の美術品取引など韓氏の身辺問題や、検察改革、財政健全性、最低賃金など懸案に関する質疑が集中的に行われるとみられる。

 国会は同日、経済副首相兼企画財政部長官候補の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)氏、外交部長官候補の朴振(パク・ジン)氏、国土交通部長官候補の元喜龍(ウォン・ヒリョン)氏、環境部長官候補の韓和真(ハン・ファジン)氏、文化体育観光部長官候補の朴普均(パク・ボギュン)氏の人事聴聞会も行う。


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