614億ウォン横領したウリィ銀行職員の弟は計画的な犯行を否定=韓国(画像提供:wowkorea)
614億ウォン横領したウリィ銀行職員の弟は計画的な犯行を否定=韓国(画像提供:wowkorea)
会社の金614億ウォンを横領したウリィ銀行職員が拘束された中、共犯とされる実の弟も逮捕の岐路に立っている。

1日、ソウル中央地裁は、特定経済犯罪加重処罰法上、横領の疑いを受けるウリィ銀行職員のA容疑者の実弟に対して午後2時から拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行っている。

この日午後1時26分ごろ、黒いトレーニングウェアに黒い帽子を深くかぶり裁判所に出頭した実弟は「初めから兄と犯行を計画していたのか」、「ゴルフ場事業に資金を使ったのは本当か」という取材陣の質問を否定した。資金源を知っていたかという質問には「知らなかった」と答え、令状尋問出席のために裁判所に入った。

ウリィ銀行企業改善部で勤務していたA容疑者は、2012~2018年の3回にわたり、会社の金614億ウォンを横領した疑いを受けている。これは過去のテウ(大宇)エレクトロニクスの売却不成立による契約金の一部だと伝えられた。ウリィ銀行は先月27日にA容疑者を告訴し、A容疑者は同日警察に出頭した。

A容疑者を相手に資金の流れを調査していた警察は、横領金の一部を実弟が使ったという陳述を得て、翌日同じ容疑で実弟を緊急逮捕した。A容疑者は警察の調べに対し「横領金のうち100億ウォンを弟が会社の資金とニュージーランドのゴルフリゾート開発事業の買収資金として使用した」という趣旨で述べたことが分かった。

ソウル中央地法は先月30日、A容疑者に対し「証拠隠滅と逃亡の恐れがある」と拘束令状を発布した。令状審査を受けるために裁判所に出席したA容疑者は、「会社と顧客に言うことはないか」という質問に「申し訳ありません」と答え、取り調べ後「容疑を認めた」と話し護送車に乗り込んだ。
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