北朝鮮による核実験の敢行時期について「早ければ5月末か6月初めの可能性」との見方が出ている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮による核実験の敢行時期について「早ければ5月末か6月初めの可能性」との見方が出ている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は「核先制攻撃の可能性」を言及し、引き続き「核の戦闘能力向上」を公言したことで、7次の「核実験」は仮定事実化される流れとなった。北朝鮮はすでにことし1月の労働党中央委員会政治局会議で「核実験とICBM(大陸間弾道ミサイル)試験発射のモラトリアム(猶予・中断)」を再検討する方針を明らかにした後、実際にICBMの試験発射を敢行し、あとは「核実験」だけが残された状態である。

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キム総書記は特に去る25日、ピョンヤン(平壌)のキム・イルソン(金日成)広場で開催された朝鮮人民革命軍創建90周年慶祝閲兵式を通じて「核武力を強化し続けていく」とし「国家利益が侵奪されれば、核武力を使用することもあり得る」と言及した。

これは、ICBMの試験発射を再開したことでモラトリアムを破ったことにつづき、「核実験を準備する」という意思を示した発言だとみられる。

対北消息筋は、北朝鮮による7次核実験の敢行時期について「早ければ5月末か6月初めの可能性がある」と語った。

早ければ、来月に行なわれるユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領当選者の就任後、ジョー・バイデン米大統領の訪韓による米韓首脳会談を前後として、北朝鮮が核実験を敢行する可能性があるということだ。

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