韓悳洙、国務総理候補(画像提供:wowkorea)
韓悳洙、国務総理候補(画像提供:wowkorea)
3日、ハン・ドクス(韓悳洙)国務総理候補は「自宅に美術作品の保管などのための収蔵庫はない」と明らかにした。韓候補はこの日、国会人事聴聞特別委員会に提出した書面答弁で「配偶者の美術作品保管のため自宅に設けた収蔵庫があるか」という質問にこのように答えた。

これに先立ち、共に民主党のキム・ウィギョム(金宜謙)議員は「収蔵庫の中には様々な美術品があるはずだが、財産の公開において美術品は1つも含まれていない」と主張している。

韓候補は‘収蔵庫に保管中の作品の目録’を問う質問にも「自宅に美術作品を保管するための収蔵庫はない」と同じ答弁をした。続いて「妻(チェ・アヨン夫人)の作品販売は公職を退いた2012年以降のみ行い、販売された数量は約10点だ。絵の販売による所得は約1億ウォン(約1033万円)ほどと聞いている」と述べた。

さらに「2012年・2014年の所得は金融所得を合わせて正常に総合所得税の申告納付をしている。2021年の所得は5月に総合所得税の申告をする予定だ」と明らかにした。

チェ夫人の絵はチョ・ソクレ(趙錫来)ヒョソン(暁星)グループ名誉会長のソン某夫人やブヨン(富栄)住宅などに販売されたことがメディアの報道で確認された。

‘暁星グループ・富栄住宅に美術品が売れた内訳を公開しなかった理由’について韓候補は「作品購入者のプライバシーおよび個人情報保護の必要性があると判断されたため」と答えた。

共に民主党が提起した配偶者の‘占術’物議については「妻の命理学に対する関心が公的な意思決定に影響を及ぼしたことは全くなかった。一般の国民や芸術家たちが持つ関心の水準を超えない」と述べた。

Kim & Chang顧問として活動した経歴に関する答弁も続いた。韓候補は「Kim & Changの在職時、個別企業の特定懸案に関する業務は行わず、ローンスターの外換銀行買収過程にも関与したことがない。ローンスター事件は当時、公務員などの関係者が法と原則に則って業務を遂行したと思う」と答えた。

韓候補者はKim & Chang顧問として在任した2017年から2022年まで計19億7748ウォン(約2億432万円)を受け取った。2002年11月から2003年7月にもKim & Chang顧問として働き、1億5120ウォン(約1562万円)を受領している。韓候補は「Kim & Changの報酬策定はKim & Changで私が持っている国際通商・経済・産業に対する経験や専門知識などを総合的に考慮して判断したものと理解する。国民の目線から見ると高額な年俸と認識されることもあると思う」と述べた。

韓候補は、‘国内の法律事務所などの前官特恵’について尋ねられると「公職を退いてからも法の枠内で専門性と経験を活用しており、それなりに社会に寄与する活動ができると思う。ただし、いわゆる『前官』という理由で不適切な影響力を行使したり、裁判の公正性に問題がある活動をするのは間違っている」と述べた。

‘国務総理退任後にKim & Chang顧問などを遂行する考えはあるか’という質問には「これが最後の任務と考え、国家と国民のために最善を尽くす考えだ」と明らかにした。

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