南北軍事境界線に近い韓国・京畿道坡州市から眺めた北朝鮮・開城工業団地一帯(資料写真)=(聯合ニュース)
南北軍事境界線に近い韓国・京畿道坡州市から眺めた北朝鮮・開城工業団地一帯(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は21日、北朝鮮の開城工業団地で同日午後2時ごろ火災が発生したとみられる動向が確認されたと発表した。 政府消息筋によると、北朝鮮側は火災発生から30分後の午後2時半ごろに消火を開始し、同50分ごろには鎮火したという。 南北軍事境界線に近い京畿道坡州市にある都羅山展望台からこのような動きが捉えられ、これまでに北朝鮮側から南北共同連絡事務所などを通じた火災に関する連絡はなかったという。 統一部が具体的な火災の被害を把握中だが、現時点では被害規模が大きくなく、放火ではないとみているもようだ。 統一部は同団地の韓国側入居企業と情報を共有し、対応策を協議する方針だ。 開城工業団地は韓国と北朝鮮が共同で運営していた南北経済協力事業。2016年2月、当時の朴槿恵(パク・クネ)政権が北朝鮮の核実験や長距離ミサイル発射に対する独自制裁として、同団地の操業の全面停止を発表した。
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