ロシアのウクライナ侵攻事態を解決することにおいて「存在感のうすい」国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ロシアとウクライナの首脳にそれぞれ会談を要請し、仲裁に乗り出した。

国連事務総長の報道官は20日(現地時間)「グテーレス事務総長は前日午後、ロシアとウクライナの駐国連代表部にそれぞれ “首脳との会談要請”の書簡を送った」と語った。

これらの書簡を通じてグテーレス事務総長は「ロシアのモスクワでウラジーミル・プーチン大統領に、ウクライナのキーウ(キエフ)でウォロディミル・ゼレンスキー大統領にそれぞれ会おう」と提案した。

グテーレス事務総長は「現在、ウクライナの状況が非常に危険だ」とし「ウクライナに平和をもたらす緊急な措置を話し合いたい」と語ったと、報道官は伝えた。

まだ、ロシアとウクライナからの返答はグテーレス事務総長のもとに届いていない。

フランスAFP通信によると、グテーレス事務総長は先月26日ゼレンスキー大統領と一度通話しただけで、プーチン大統領はグテーレス事務総長からの電話に応答していない状況だ。

今回の書簡は、戦争を終えるためのグテーレス事務総長による粘り強い介入の努力の一環であるが、国連は今回の戦争において特別な役割を果たすことができず「傍観者」の立場に追いやられている状態である。

【おことわり】WoW!Koreaでは、ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に変更します。その他の地名も従来はロシア語の発音で表記していましたが、ウクライナ語の発音に合わせます。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96