8日(現地時間)、ウクライナ政府と国営鉄道会社はロシア軍が放ったトーチカU短距離弾道ミサイルがドネツク州北部都市クラマトルスクの汽車駅を攻撃し、これにより現在まで少なくとも50人が死亡し300余人が負傷したと発表した。
また「死者の中には、子ども5人も含まれている」とAFP通信は伝えた。
ウクライナ側は「ロシアはこの日の攻撃に、大量殺傷武器である “クラスター爆弾”を使用した」と主張した。
クラスター爆弾は、一つの爆弾の中に数百の小さな爆弾が入っていて、広い地域で多数の人命を殺傷することができる武器である。
「非人道的武器だ」という共感の下、2008年には100か国以上がクラスター爆弾の使用禁止に同意している。しかしロシアはここに参加していない。
ウクライナ政府はこのことに対し「ロシアは意図的に民間人の密集施設を攻撃した」と強く糾弾した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「攻撃当時、汽車駅の周辺にはウクライナ軍はいなかった」とし「ロシアが無差別に民間人を攻撃している」と非難した。つづけて「彼ら(ロシア軍)が行なう “悪”には限りがない。これを処罰しなければ、彼らはやめることはないだろう」と国際社会に警告した。
一方、ロシアは「今回のことは、ウクライナ政府が行なった “自作自演”だ」と反発している。
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